社内飲み会、何に気をつける?やりすぎNGな基本マナー

かつては「職場の付き合いの一環」として半ば当然のように行われていた社内飲み会ですが、近年ではそのあり方が大きく変化しています。 お酒を飲まない人やプライベートを大切にしたい人も増え、「飲み会は必ずしも参加すべきものではない」という考え方も一般的になりました。 それでも、社内飲み会は“人となりを知るきっかけ”として有効な場であることも確かです。 上司や同僚と職場を離れて話すことで、普段は見えにくい一面を知ることができたり、仕事への理解が深まったりする場合もあります。 この記事では、そうした多様な価値観を踏まえたうえで、「参加する際に注意しておきたい基本的なマナー」を整理します。
飲み会の参加前に気をつけたい準備と心構え
まず大切なのは、参加の可否を早めに伝えることです。
案内を受けた時点で予定が分かっていれば、できるだけ迅速に返答しましょう。
参加できない場合も、「その日は都合がつかず申し訳ありません」と丁寧に断れば問題ありません。あるいは送別会・歓迎会などであれば、主役となる方へ事前や当日に一言伝えておくと、あなたの気持ちは伝わります。
また、服装については、会社や会場の雰囲気に合わせた清潔感のある格好を意識しましょう。
業務後にそのまま向かう場合でも、身だしなみを軽く整えておくと好印象です。靴を脱ぐ場合もあるので、短い丈のスカートや、脱ぎにくくしまいにくいブーツは避けた方が無難です。また、靴下の予備を持っておくと臭いを気にしなくてよいでしょう。
もちろん、お酒が苦手な方は無理に飲む必要はありません。
「お酒が弱いので、ソフトドリンクをいただきます」と自然に伝えれば十分です。
大切なのは“参加の姿勢”であり、“飲酒の量”ではありません。お酒が飲めない人に無理に飲酒を勧めたりしないこともマナーです。
乾杯の場面で意識したい基本動作
乾杯の瞬間は、最初の印象を左右する大切な場面です。
グラスを持つ手を少し低めに構え、周囲の人と軽く目を合わせて「よろしくお願いします」「お疲れ様です」などと声を添えるだけで、丁寧な印象を与えられます。
乾杯前にスマートフォンを操作したり、腕を組んで立っていたりすると、やや無愛想な印象を持たれることがありますので、短い時間でも場の空気を共有する意識を持ちましょう。
また、上座・下座の位置関係などは、知っておくに越したことはないですが、あまり神経質になる必要はありません。
ただし、年次の高い方や来賓が座る場所には配慮し、誘われた席にすぐ座らず、「どちらに座ればよいでしょうか?」と確認すると安心です。
飲み会中のやりすぎNG行動
職場の飲み会は、あくまでコミュニケーションの場です。
つい緊張をほぐすためにお酒を早いペースで飲んでしまったり、話が盛り上がって声が大きくなったりすることもありますが、ほどよい節度を意識することが大切です。
特に注意したいのは次のような行動です。
・過度な飲酒による失言や無礼な態度
・プライベートな話題へ踏み込みすぎること
・SNSへの写真投稿(許可なく撮影やアップをしない)
・特定の人ばかりに話しかける、または孤立してしまう
こうした行動は、本人に悪意がなくても誤解を招くことがあります。
一緒に過ごす時間を心地よくするためにも、「相手を尊重する姿勢」を忘れないようにしましょう。
会話で印象をよくするためのポイント
飲み会では、無理に盛り上げようとするよりも、聞き役にまわるほうが好印象なシーンも多々あります。
自ら話すことが苦手な人でも、相手の話を受け止めながら「そうなんですね」「○○なんですか?」といった反応を返すだけでも、良いコミュニケーションが生まれます。
また、話題選びにも配慮が必要です。
仕事の愚痴や他人の噂、政治・宗教などのテーマは避けた方が無難です。
もし会話に困ったときは、「最近はどんなプロジェクトに携わっているんですか?」「これまでどんな仕事をされてきたのですか」など、相手の経験を聞く質問を意識してみると良いでしょう。
会話の目的は、単に仲良くなることではなく“お互いの理解を深めること”です。
その意識を持つことで、自然体で心地よい時間を過ごせるようになります。
飲み会後のフォローもマナーの一部
飲み会は、参加したあとにも小さなマナーがあります。
翌日に出社した際、「昨日はありがとうございました。楽しい時間を過ごせました」と一言添えるだけで、丁寧な印象を与えることができます。
この「一言のお礼」は、メールやチャットではなく、できれば直接伝えるのが理想です。
たった数秒の会話でも、相手への感謝が伝わりますし、新たなコミュニケーションを生むことでしょう。
そもそも飲み会が苦手な人はどうしたらいい?
中には、飲み会そのものが苦手だと感じる人もいるでしょう。
体質的にお酒を受け付けない方や、大人数の場が得意でない方も少なくありません。
ここまでお伝えしてきたように、職場の飲み会は「お酒を飲むこと」や「仲良くなること」が目的ではなく、「お互いを知り、仕事のコミュニケーションをより円滑にするもの」です。
そういった視点で参加してみるとプレッシャーなく参加できるかもしれませんが、どうしても難しい場合は無理をして参加する必要はありません。
ただし、誘ってくれた方や幹事をしてくれている方もいるため、断り方には配慮も必要。
「その日は予定がありまして」「翌朝早いため、一次会だけ参加させていただきます」と、角の立たない言い方を心がけましょう。
誠実な態度で伝えれば、理解を得られることがほとんどです。
無理をして楽しむふりをするよりも、自分のペースを大切にする方が長い目で見て良い関係を築けるのではないでしょうか。
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飲み会に参加する人もしない人も、相手への思いやりを忘れずに
社内飲み会は、仕事の延長線上にある「人と人との関わりの場」です。
強制的に盛り上がる必要はなく、無理にお酒を飲む必要もありません。
大切なのは、「自分も相手も気持ちよく過ごすための配慮」。飲み会のマナーは、一つひとつが社会人としての基本姿勢につながります。
相手を思いやる行動を積み重ねることが、信頼される人材への第一歩になるでしょう。
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